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募集要項
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社員インタビュー
  • 研究開発部門
つばめBHB 社員インタビュー①2023/3/25 11:082023/5/5 22:15
  • エンジニアリング部門
つばめBHB 社員インタビュー②2023/3/21 2:582023/4/25 5:21
  • プロジェクト部門(準備中)
 

会社概要

世界初のアンモニア合成技術を持つベンチャー企業(約76億円資金調達済・今後も増資予定)

 
当社は、100年以上続くアンモニア合成技術の常識を変える、世界初のアンモニアの合成技術を保有する東京工業大学発のベンチャー企業です。多数のVCや国内を代表する大企業から、累計約76億円の資金調達をしており、IPOを目指しています。
 

▍Vision

持続可能な社会の実現に向け、脱炭素・食料安全保障といった課題に挑戦

 
脱炭素・食料安全保障といったグローバルな社会課題の解決により持続可能な社会を実現することをVisionとして掲げています。
 
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Vision
独創的な技術を活用することで環境・食糧問題にかかる人類課題を解決し、持続可能な社会を実現する。
 

▍業界・市場の魅力

世界が注目するアンモニアとその課題

 
「温室効果ガスの削減(脱炭素)」「世界人口の急増に伴う食料安全保障」が叫ばれる中、アンモニアがこれらの問題を解決する鍵とも言われています。アンモニアは、日常生活であまり馴染みがない基礎化学品ですが、私たちの生活に必要不可欠な存在であり、1)農業用肥料、2)カプロラクタムやナイロンといった化学繊維、3)非鉄金属精錬、4)うまみ調味料の原料となるアミノ酸、5)化粧品等に含まれる尿素、6)半導体製造時に必要な窒化膜形成、7)火力発電所の脱硝用途(窒素酸化物の無毒化)など幅広い用途があり、世界の年間生産量は約2億トンの巨大なマーケットが存在しています。
 
加えて、昨今の脱炭素化への流れの中で燃やしても温室効果ガス(CO2)を排出しない特性から「CO2フリー燃料」いった代替燃料や「水素キャリア」としてのアンモニアへの期待が高まっており、世界生産量推移は、2020年の2.19億トンから2050年に4.8億トンに拡大する見込みです。
 
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「2050年カーボンニュートラル」の達成に向けて
日本政府は「2050年カーボンニュートラル(2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする目標)」に向けて、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これを経営課題として取り組む企業に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続支援するため、「グリーンイノベーション基金」を創設し2兆円を投じています。アンモニアは燃焼時に温室効果ガス(CO2)の排出がないクリーンエネルギーとして期待されています。当社は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)による「燃料アンモニアサプライチェーンの構築プロジェクト」に参画し、2021~2030年度までの10年間で新触媒の開発に取り組んでいます。
 
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人口急増で加速する世界の食料問題の解決に向けて
現在、世界では9人に1人、8億人を超える人が飢餓に苦しんでおり、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の2番目のゴールに「飢餓をゼロに」があげられています。世界人口が2050年には約100億人に到達すると言われている中、農業用肥料の原料となるアンモニアは、これからの世界人口を食べさせていくために今まで以上に必要不可欠な存在となります。
 
上述のとおり世界中で環境に優しいアンモニアの活用用途・需要が急拡大する中、アンモニアの供給には課題もあります。既存の製造技術は化石燃料を原料とするため製造時に大量のCO2を排出します。現在、国内でアンモニア製造を行っている会社は4社しかなく、脱炭素の潮流から既存技術によるアンモニア製造を終了する経営判断をした企業もあります。
 
環境に優しいアンモニア製造は社会にとって喫緊の課題となっており、再生可能エネルギーを活用したグリーンアンモニアへの注目が集まっています。再生可能エネルギーを活用し水の電気分解によって得られる水素(H2)と空気中の窒素(N2)を合成させることで、CO2を排出しないグリーンアンモニア(NH3)が製造できます。
 
2015年時点で世界の120以上の国や地域ではアンモニアの生産がありません。当社が保有する新技術は、その土地で入手可能な小規模分散型の再生可能エネルギーを有効活用し、水の電気分解による水素と空気中の窒素からアンモニアを合成する地産地消モデルを可能にします。この分散型アンモニア生産モデルを世界展開することで脱炭素、食料安全保障といったグローバルな社会課題の解決に貢献していきます。
 

▍事業概要

小規模分散型のアンモニア生産システムの展開

 
当社では「モジュールシステム(小規模)」と「プラント基本設計(中規模・大規模)」の販売を主軸にビジネスを展開しています。従来の手法よりも「低温」「低圧」「小規模分散型」でアンモニアを製造する技術を保有しており、より「効率良く」「低コスト」でのアンモニア製造を可能にしました。
 
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モジュールシステム
モジュールシステム小規模需要者(アンモニア需要量:年間500~5,000トン)向けに、小規模でのアンモニア生産を可能にするモジュールシステムおよびライセンスの販売を行っています。
 
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プラント基本設計
中規模・大規模の需要者(アンモニア需要量:年間1万トン以上)向けには、①触媒、②基本設計、③プロセスライセンスの販売を行っております。
 

▍技術概要

100年以上続くアンモニア合成技術の常識を変える画期的な技術~東京工業大学の細野研究室が開発~

 
当社の新技術(エレクトライド触媒)は東工大の細野秀雄栄誉教授らの研究チームが開発した技術です。アンモニア製造において、既存技術よりも、「低温(数十~数百度低い温度)」、「低圧(4分の1の圧力)」で合成が可能であるためプラントの小型化を可能にしました。アンモニア生産を大量一極集中生産から、分散型の地産地消モデルにシフトすることが可能となり、輸送・貯蔵等のサプライチェーンコストや環境負荷を低減できます。
 
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既存技術 ハーバー・ボッシュ法とは?
現在のアンモニア生産は、約100年前に生まれたハーバー・ボッシュ法という技術を採用しています。アンモニア原料となる水素製造において化石燃料を使用するため大量のCO2排出が課題となっています。また、アンモニア製造において高温・高圧での高いエネルギーを必要とするため、高圧対応設備が必要となり、プラントは大型化し巨額な設備投資がかかります。
 
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新技術 エレクトライド触媒とは?
東京工業大学の細野栄誉教授らによって発明された触媒です。電子がマイナスイオンとして振る舞うエレクトライド(電子化物)を用いたアンモニア合成触媒で、エレクトライド触媒の特質により、低温・低圧でアンモニアの合成を可能にします。低温・低圧の合成環境であるため設備を小型化することができます。
 

▍事業展開を加速させる環境

多数のVC・大企業から出資を受け、パートナーの豊富な経営ノウハウや広範なネットワークを活かし、新領域・新規開拓を加速

 
環境・食料問題といった社会課題を解決する重要性、当社が保有する革新的な新技術に対して、社会的に大きな評価・期待・信頼を頂いております。既に多数のVC・大企業から累計約60億円資金調達をし、今後も更なる増資を予定しています。
 
また、パートナー企業とのオープンイノベーションを積極的に進め、各社が持つ豊富な経営ノウハウや広範なネットワークを活かし、新技術領域・新規市場の開拓を加速し、アンモニア産業におけるサプライチェーンイノベーションを起こしていきたいと考えています。
 
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パートナー(株主/事業提携/共同研究)一覧
 
  • 味の素株式会社
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
  • 国立大学法人東京工業大学
  • ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社
  • 株式会社みらい創造機構
  • 芙蓉総合リース株式会社
  • 三菱ケミカル株式会社
  • 三菱UFJキャピタル株式会社
  • 第一実業株式会社
  • 日本郵船株式会社
  • 出光興産株式会社
  • 株式会社INPEX
  • 山九株式会社
  • 西日本プラント工業株式会社
  • 株式会社日本政策投資銀行
  • 三井住友信託銀行株式会社
  • i-nest capital株式会社
  • 株式会社環境エネルギー投資
  • 横河電機株式会社
  • Heraeus Group
 

▍これまでの事業進捗と今後の課題、新メンバーに期待すること
 
2019年.パイロットプラントの運転を開始しました。既に24時間365日安定運転を実現しており、開発した触媒の活性状況、耐久性共に良好な結果を確認しています。
2022年.約40億円の資金調達と初の商用機を受注。小規模分散型アンモニア製造装置の普及と、新触媒や新規プロセスの開発プロジェクトを進めています。
2025年.商用機の稼働開始。量産化・競争力強化フェーズに入り、海外においてもプロジェクトが開始する計画です。
 
より環境に優しく、より低コストで、より簡単に、アンモニア製造を可能にするために、今私たちが取り組まなければならない課題は多数あります。
 
例)「既存触媒の量産化・コスト削減」「新規触媒の研究開発」「反応分離プロセス開発」「モジュールのプロセス最適化・コンパクト化」「コスト削減(機器調達の合理化)」「独自反応器設計」「変動電源対応」「大規模生産に向けた技術開発」「アップストリーム・ダウンストリームとのインテグレーション」「分散型肥料製造の事業開発」「プラントO&Mビジネスの構築」「カーボンクレジットなどの新規ビジネスモデル構築」「業界を超えた新たなパートナー開拓」等
 
当社では、Visionの実現に向けて、常に新しいことにチャレンジし、共に進化できる仲間を積極的に募集しております。
 

▍どんなチーム?組織風土は?

化学業界・食品業界等を代表する企業出身者が経営陣として参画

千代田化工建設、三菱化成(現三菱ケミカル)、豊田通商、味の素、旭化成工業出身者等々、化学業界・食品業界等を代表する企業出身者が経営陣として参画しています。技術・ビジネスともにバランスの取れた構成となっており、一人ひとりが持つ経営ノウハウを融合し、事業を推進しています。
当社の職員は、大手化学会社の触媒エンジニアや大手エンジニアリング会社のプロセスエンジニア、東京工業大学のポスドク、大手総合商社、コンサル、メガベンチャー、VC、株主からの出向者等、それぞれの分野で経験豊富なメンバーが集まっています。
 

ビジョン・ドリブンで自由度の高いカルチャー

 
Vision・Mission(「脱炭素」「食料安全保障」の実現)に共感し入社した志の高いメンバーが多いです。
国内製造業界で、自社でライセンスを保有し、世界に事業展開している会社はとても稀有であり、世界に通用する国産技術の商業化・拡大化において、大きな意義を感じながら業務に関わることができます。
当社はスタートアップであり、部門ごとの垣根もなく、手を挙げれば何でも挑戦できる環境です。大手企業から裁量を求めて入社したメンバーが多いです。
幅広い年齢層の社員が働いており、成長意欲の高い若手と熟練したベテラン社員が混合した組織であり、様々な相乗効果を生んでいます。
全社的にリモートワークを積極的に導入しており、出社・リモートのハイブリット型で、ワークライフバランスのとれる環境です。